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自動車税をクレジットカードで納付する際の手順と都道府県別専用サイトについて解説します

car 自動車税等

こんにちは、税理士の髙荷です。

通常、税金を支払う場合には、このような(↓)納付書を使って金融機関等で支払います。

税納付書原本

 

しかし、通信技術が発達した現代では、クレジットカードを利用して税金を納付することも可能です。

クレジットカードによる税金の納付は、インターネット上に設置された専用サイトを利用して行います。

クレジットカード納付は、納税者の利便性を向上させる目的で創設されており、そのメリットは、次のようになります。

【税金をクレジットカードで支払う主なメリット】

    1. 原則として、24時間いつでも利用することができる
    2. 自宅で手続きができる
    3. 外出先などではスマホで手続きができる
  1. クレジットカードのポイントが貯まる
  2. 決済方法(一括・分割・リボ)が選べる(カードによって異なります)

 

一方、クレジットカード納付を利用することによるデメリットも存在します。

【税金をクレジットカードで支払う主なデメリット】

  1. 手数料が必要になる
  2. 全ての税金(国税・地方税)に対応していない
  3. 領収書が発行されない
  4. 金融機関や税務署の窓口、コンビニではクレジットカード払いは利用できない
  5. 納付の都度、手続きをする必要がある(継続利用できない)

 

さらに、税金のクレジットカード納付を利用するうえで、必ず押さえておかなければならないポイントがこちらです。

 

【税金をクレジットカードで支払う際のポイント】

税金をクレジットカードで支払う場合の「納付日」は、手続きを完了した日となります。

 

クレジットカードの引落日が納付日ではありません。

インターネット上でクレジットカード納付の手続きを完了した日が納付日となります。

 

上記の点を踏まえたうえで、今回は「自動車税」をクレジットカードで納付する際の手順と利用できる専用サイトを紹介したいと思います。

今後、税金の納付についてもキャッシュレス化が進んでいくと思いますので、今回の記事を参考に来年のクレジットカード納付にチャレンジしてみてください。

尚、税金の納付の納付方法等については、下記の記事も併せて参考にしてください。

【確定申告】所得税の納付書の書き方を記入例つきで分かりやすく解説します

源泉所得税の納付書の書き方と記入例【毎月納付する場合】

源泉所得税の納付書の書き方と記入例【半年ごとに納付する納期の特例の場合】

源泉所得税のクレジットカードによる納付方法とそのデメリット

インターネットバンキングの入力方式を利用した電子納税について解説します

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自動車税のクレジットカード納付の流れ

自動車税は、2019年(令和元年)10月1日から、下記のように改正(減額)されますので、最初にその内容を確認しておきます。

 

【自動車税の税額】

排気量(cc) 現行の年間税額 減税額 改正後の税額
1,000以下 29,500円 △4,500円 25,000円
1,001~1,500 34,500円 △4,000円 30,500円
1,501~2,000 39,500円 △3,500円 36,000円
2,001~2,500 45,000円 △1,500円 43,500円
2,501~3,000 51,000円 △1,000円 50,000円
3,001~3,500 58,000円 △1,000円 57,000円
3,501~4,000 66,500円 △1,000円 65,500円
4,001~4,500 76,500円 △1,000円 75,500円
4,501~6,000 88,000円 △1,000円 87,000円
6,000超 111,000円 △1,000円 110,000円
(参考)軽自動車 10,800円 据 置 10,800円

 

但し、2019年(令和元年)10月1日以後に購入した自動車から減税の対象となりますので、その点には注意してくださいね。

 

そして、自動車税をクレジットカードで納付する際の流れは、次のようになります。

【自動車税のクレジットカード納付の流れ】

〔1.必要なものを準備〕

自動車税をクレジットカードで納付するために必要な「自動車税納税通知書(自治体から郵送されてきます)」と「クレジットカード」を準備します。

〔2.専用サイトにアクセス〕

必要な書類などが準備できたら、クレジットカード納付の専用サイトにアクセスします。

専用サイトについては、都道府県別に次の章で紹介します。

〔3.各種注意事項への同意〕

専用サイトにアクセスしたら、各種注意事項に同意する必要があります。

専用サイトの下部にある「同意する」に✔を入れて、次に進みます。

〔4.納付情報の入力〕

自動車税を納付するのに必要な情報を入力します。

自治体によって異なりますが、「納付番号」、「確認番号」、「納付区分」などの情報を入力するのが一般的です。

自動車税通知書

(出典 愛知県県税 クレジットカードお支払サイト)

 

〔5.クレジットカード情報の入力〕

納付情報を入力したら、あなたのクレジットカードの情報を入力します。

「クレジットカード番号」、「有効期限」、「セキュリティ番号」が必要です。

〔6.納税手続完了〕

最後に入力した内容が表示されるので、確認して間違いがなければ終了し、納税完了です。

 

クレジットカード納付の専用サイトによって、若干入力方法が異なるかもしれませんが、概ね上記のような流れで手続きを行います。

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自動車税の都道府県別の専用サイト

それでは、自動車税のクレジットカード納付を利用するための専用サイトを都道府県別に紹介します。

尚、併せて、クレジットカード納付に係る手数料も掲載しています。

 

下記の専用サイト以外からは、自動車税のクレジットカード納付はできませんので、注意してください。

また、利用方法や注意事項などについては、各専用サイトか各自治体の公式サイトで確認してください。

 

【自動車税のクレジットカード納付専用サイト】

都道府県
(公式サイト)
専用サイト
(都道府県公式サイトなど)
手数料(税抜)
北海道 Yahoo!公金支払い 300円
青森 Yahoo!公金支払い 300円
岩手 岩手県税納付サイト 300円
宮城 宮城県税納付サイト 300円
秋田 モバイルレジ
(携帯電話・スマホのみ)
金額不明
山形 Yahoo!公金支払い 300円
福島 福島県自動車税お支払いサイト 300円
茨城 Yahoo!公金支払い 300円
栃木 Yahoo!公金支払い (※1)
群馬 Yahoo!公金支払い (※2)
埼玉 Yahoo!公金支払い (※3)
千葉 千葉県税納付サイト 300円
東京 都税クレジットカードお支払サイト (※1)
神奈川 Yahoo!公金支払い 300円
新潟 Yahoo!公金支払い 300円
富山 Yahoo!公金支払い 300円
石川 クレジットカード納付不可
福井 Yahoo!公金支払い
又は
福井県税納付サイト
300円
山梨 クレジットカード納付不可
長野 Yahoo!公金支払い 300円
岐阜 Yahoo!公金支払い 300円
静岡 Yahoo!公金支払い 300円
愛知 愛知県県税 クレジットカードお支払サイト (※1)
三重 三重県自動車税お支払サイト 300円
滋賀 滋賀県税納付サイト 300円
京都 京都府税納付サイト (※4)
大阪 大阪府自動車税お支払サイト 300円
兵庫 兵庫県税納税サイト 300円
奈良 Yahoo!公金支払い 300円
和歌山 Yahoo!公金支払い 300円
鳥取 Yahoo!公金支払い 300円
島根 Yahoo!公金支払い 300円
岡山 Yahoo!公金支払い 300円
広島 Yahoo!公金支払い 300円
山口 Yahoo!公金支払い 300円
徳島 クレジットカード納付不可
香川 Yahoo!公金支払い 300円
愛媛 Yahoo!公金支払い 300円
高知 クレジットカード納付不可
福岡 Yahoo!公金支払い 300円
佐賀 Yahoo!公金支払い 300円
長崎 Yahoo!公金支払い 300円
熊本 Yahoo!公金支払い (※5)
大分 大分県自動車税クレジット納税サイト 300円
宮崎 Yahoo!公金支払い 300円
鹿児島 Yahoo!公金支払い 300円
沖縄 Yahoo!公金支払い 286円
  • (※1)納付金額が10,000円までは73円、以降は 10,000円ごとに73円が加算されます。
  • (※2)納付金額が5,000円までは36円、以降は 5,000円ごとに36円が加算されます。
  • (※3)納付金額が10,000円までは73円、以降は 5,000円ごとに36.5円が加算されます。
  • (※4)納付金額が10,000円までは100円、以降は 10,000円ごとに100円が加算されます。
  • (※5)納付金額が5,000円までは27円、以降は 5,000円ごとに37.5円が加算されます。
  • 2019年(令和元年)7月29日現在の状況です。

 

自動車税のクレジットカード納付は、基本的に納付期限(原則として5月末)を過ぎると利用できません。

納付期限を過ぎてから納付する場合には、納付書を使って金融機関等やコンビニで納付する必要があります。

 

以上で、自動車税をクレジットカードで納付する際の手続等についての解説を終わります。

2019年(令和元年)の自動車税の納付期限は過ぎてしまいましたので、来年以降にクレジットカード納付を行う際の参考にしていただけたら幸いです。

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